「知ってる!」を子どもから引き出す。授業で活用できる『国語指導資料DVD』

1年下「じどう車くらべ」関連資料映像より「ダンプトラック」※イメージ

「先生、これ知ってる。」映像が知識や経験を引き出すきっかけに

6年「季節の様子 春」関連資料映像より「二十四節気 立春」

自然に生きる動物たちの姿や日本の四季豊かな風景。人間が築き上げ、積み重ねてきた文化や歴史。
「知らないこと」を「知っていること」に変えられるのは映像がもつ力の一つですが、映像は新しい知識を得るだけではありません。子どもたちのもっている知識と経験を効果的に引き出すこともできるのです。「先生、これ知ってる。」をうまく活用することで、授業の流れを変えられるかもしれません。

DVD再生機器で簡単再生。教科書映像資料集『国語指導資料DVD』を活用する

2年下「スーホの白い馬」関連資料映像より「馬頭琴演奏」※イメージ

映像が指導に有効だとしても、その素材を先生が自ら集めるのは大変な手間です。
光村教育図書では、指導において映像を活用できるように、NHKの映像をもとにして作った『国語指導資料DVD』という映像資料集を学年別に発行しています。
『国語指導資料DVD』では令和2年度光村図書国語教科書の説明文教材、物語文教材、言語教材に関連した映像を収録しています。各資料は5〜10分ほどで編集されているので、子どもたちも集中して視聴できます。

「動き」を見て分かる。映像のもつメリットを生かし、教材文の理解を助ける。

4年下「アップとルーズで伝える」関連資料映像より 「スポーツ中継」 ※イメージ

説明文教材では、映像資料が理解の助けになることも多いでしょう。
例えば、4年下の教科書教材「アップとルーズで伝える」。
『国語指導資料DVD 4年』では、実際のスポーツ中継での「アップ」や「ルーズ」といったカメラの動きを実際に見せ、映像手法やその効果を、解説とともに紹介しています。
スポーツ中継をテレビで一度は見たことがある子どもも、観点を変えて見ることで、自分の知っていることと新しく知ったことをつなげて考えるきっかけになるでしょう。

「こうすればいいんだ。」言語教材でモデルを子どもたちに示す

1年上「あいうえお」関連資料映像より「『あ』の段を声に出して読む」

言語教材にも映像は力を発揮します。『国語指導資料DVD 1年』には、五十音の清音、濁音、半濁音を口の形に注意しながら発音する様子が収めています。発音の際の姿勢なども確認でき、活動にあたって分かりやすいモデル例になります。
映像を使うことで、「こうすればいいんだ。」という学習活動の見通しを子どもたちがもつことができます。

映像は学習を広げたり、深めたりすることができます。映像教材で、子どもたちの意欲・関心をもっと引き出しましょう。

『国語指導資料DVD』の収録映像一覧 ( )内は教科書教材名。*は既刊『国語資料DVD』を短く再編集した映像。
 
1年:「なんて いおうかな」(1上「なんて いおうかな」)/「あいうえおと くちの かたち」(1上「あいうえおで あそぼう」)/「いろいろな くちばし」(1上「くちばし」)/「うみの いきもの」(1上「うみの かくれんぼ」)/「いろいろな じどう車」(1下「じどう車くらべ」)/「糸車の しくみ」(1下「たぬきの 糸車」)/「どうぶつの 赤ちゃん」(1下「どうぶつの 赤ちゃん」)
 
2年:「はるの おとずれと フキノトウ」(2上「ふきのとう」)/「たんぼぼの ひみつ」(2上「たんぼぼの ちえ」)/「どうぶつ園のじゅういのしごと」(2上「どうぶつ園のじゅうい」)/「馬のおもちゃの作り方」(2下「馬のおもちゃの作り方」)/「ようすをあらわすいろいろなことば」(2下「ようすをあらわすことば」)/「モンゴルにくらす人々」(2下「スーホの白い馬」)/「きせつの ようす」(2上「春が いっぱい」「夏が いっぱい」・2下「秋がいっぱい」「冬がいっぱい」)

3年:「森といきもの」(3上「きつつきの商売」)/「いろいろなこま」(3上「こまを楽しむ」)/「日本にもいたきょうりゅう」(3上「烏になったきょうり ゅう の話」)/「すがたをかえる大豆」(3下「すがたをかえる大豆」)/「ありの世界」(3下「ありの行列」)/「きせつの様子」(3上「春のくらし」「夏のくらし」・ 3下「秋のくらし」「冬のくらし」)
 
4年:「アップとルーズ」(4上「アップとルーズで伝える」)/「百人一首について」(4下「百人一首に親しもう」)/「世界にほこる和紙」(4下「世界にほこる和紙」)/「*ウナギのなぞを追って」(4下「ウナギのなぞを追って」)/「季節の様子」(4上「春の楽しみ」「夏の楽しみ」・ 4下「秋の 楽しみ」「冬の楽しみ」)
 
5年:「固有種が教えてくれること」(「固有種が教えてくれること」)/「論語と漢詩」(「古典の世界(二)」)/「ガンとハヤブサ」(「大造じいさんとガン」)/「*天気を予想する」(「天気を予想する」)/「季節の様子」(「春の空」「夏の夜」「秋の夕暮れ」「冬の朝」)
 
6年:「星野道夫と原生林」(「森へ」)/「宮沢賢治 イーハトーヴの夢」(「イーハトー ヴの夢」)/「*『鳥獣戯画』を読む」(「『鳥獣戯画』を読む」)/「メディアと人間社会」(「メディアと人間社会」)/「原爆ドーム」(「平和のとりでを築く」)/「季節の様子」(「春のいぶき」「夏のさかり」「秋の深し」「冬のおとずれ」)