「書く力」の基礎基本は、視写で培う! 『書く力トレーニング うつしまる』

子どもたちは整った文章が書けていますか?

子どもたちの文章を読むと、常体と敬体がまざっていたり、自分の意見は書かれているが理由がないために説得力が足りなかったりと、基本的なところが理解できていないことがあります。どのように改善していったらよいのでしょうか。

常体と敬体を使い分ける

表現方法の一つとして、「です。」「ます。」と「だ。」「である。」を意識して混在させた文章を小説や随筆などではよく見かけますが、小学生の段階では常体と敬体の使い分けがきちんとできるようにさせたいですね。

伝える相手や目的によって常体と敬体は使い分けられますが、その違いをただ教えるだけではなかなか身につきにくいもの。そんなときに効果的なのが視写です。『書く力トレーニング うつしまる』では、常体の文を敬体に直しながら視写をするというページもあります。

「理由」を書くって…どうすればいいの?

説得力のある文章を書くためには、「なぜそう思うのか」「その主張の根拠は何なのか」を伝える必要があります。自分の主張ばかりでその理由がわからない文章では、相手に伝わりませんよね。理由が明確な文章を書くときは、どうしたらよいのでしょうか。

まずは、よい手本から学ぶ必要があります。どのような文章が整った文章なのかを理解することが、それを身につける第一歩です。『書く力トレーニング うつしまる』では、理由を説明するときに使う「なぜかというと、~からです。」「理由は、~からです。」という表現に着目して視写します。手本の注目させたい部分に太い枠を付けているので、このページの課題を意識して視写することができます。

整った文章を書く力をつけるためには、このように、学ぶことを意識しながら視写していくことも効果があります。『書く力トレーニング うつしまる』では、手本にそのページで学ぶことが記されているから、視写しながら「書く力」がついていくのです。このような工夫があるから、視写するだけで、整った文章を書くポイントが身についていきます。


手本を写して国語の力をつける教材『書く力トレーニング うつしまる』。視写教材として、長い間ご好評をいただいています。『書く力トレーニング うつしまる』には、この他にも、こそあど言葉の使い方、文末表現の統一、敬語の使い方、推敲の仕方など、大人になっても身につけておきたい様々なコツが学べる「書く力・表現力アップ」ページが掲載されています。

「書く力・表現力アップ」ページ

  「書く力・表現力アップ」ページの例
1年 句読点やかぎを書く/様子を表す言葉を書く など
2年 句読点やかぎを書く/音や様子を表す言葉を書く/文章を書き直す など
3年 指し示す言葉を書く/理由を説明する文を書く など
4年 文末表現に気をつけて書く/たとえを使った文を書く など
5年 たとえを使った文/文章を推敲して書く/作文の書き出し など
6年 文末表現に気をつけて書く/文章を推敲して書く/たとえを使った文/敬語の使い方 など

『書く力トレーニング うつしまる』の手本を丁寧に書き写していくことで、整った文章を書くための基礎が身についていきます。
「書く力」をつける工夫が満載の『書く力トレーニング うつしまる』で、一生ものの「書く力」を身につけましょう!